プロポリスとは?
ミツバチが自然界の外敵(細菌・バクテリア等)から身を守るために、樹木から樹液を集めて体内の酵素と作用させて作る物質がプロポリスで、巣の内部を補強したり無菌に近い状態に保つために使われています。
抗菌性が強く「天然の抗生物質」ともいわれる芳香物質で、このプロポリスをアルコール抽出して精製したものが、一般的にプロポリスと呼ばれている「液状プロポリス」です。
ヨーロッパでは紀元前3千年頃から既に広く用いられていて、現在ではドイツを初めとする国々で、医薬品として医療現場でも活躍しています。
また、プロポリスは世界各地で採集されますが、ミツバチの能力・植物の種類・気候条件などによって品質が異なり、現在、品質・生産量ともに最高と評価されているのはブラジル南部の高原地帯で採れるユーカリ系のものです。
プロポリスにはどんな成分が含まれているの? どんな働きがあるの?
一般的にプロポリスには、フラボノイド、各種酵素、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、脂質、糖質など多くの有用成分が含まれており、それらが相互に作用しあい、多様な効果を生み出します。
中でも、豊富なフラボノイドがもたらすといわれている「抗酸化作用」により、全身の細胞の活性が促進されます。
これは私たちの体内にある免疫細胞の白血球・マクロファージ・NK細胞・キラーT細胞などが活性化することをも意味し、これら免疫細胞が活性化すれば当然ながら免疫力が強化されるわけです。
プロポリスの主な成分・・
プロポリスの有効成分として、現在300種近くが明らかになっています。
中でもフラボノイド(植物に含まれる色素化合物の一群で、それによって植物が紫外線の害から身を守っている)は40〜50腫含まれていると言われ、抗酸化作用、免疫力活性の中心的役割をしていると考えられています。
そして、フラボノイドを含む300近い成分が相互に作用しあい、多種多様な作用を生み出すのです。
主な成分を詳しく解説してみましょう。
フラボノイド・・ | ケルセチン、ケンフェロール、エビカテキン、エビカロカテキンなど。 |
酵素・・ | アミラーゼ、カテプシン、リパーゼ、トリプシンなど。 |
アミノ酸・・ | 必須アミノ酸9腫、チロシン、アスパラギン酸、グルタミン酸など。 |
脂質・・ | リノール酸、αリノレン酸、γリノレン酸、アラキドン酸など。 |
ビタミン・・ | A、B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、D、E、K、Pなど。 |
ミネラル・・ | カルシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、リンなど。 |
医学界でも注目する抗がん物質・・
1991年、当時国立予防衛生研究所の松野哲也博士が、その年のがん学会で「プロポリスに含まれる殺がん細胞物質の単離・精製」と題する研究発表で明らかにされました、3つの物質です。
★ケルセチン・・
ガン細胞の増殖を防ぎ、高濃度になると死滅させる。
★カフェイン酸フェネチルエステル・・
ガン細胞に強い損傷を与える。
★クレロダン系ジテルペン・・
ガン細胞の遺伝子に働く。
プロポリスに副作用の心配は・・
プロポリス食品を摂ってみて副作用の心配はありません。
ご安心してご飲用いただければと思います。